宝石・鉱物

【ブックレビュー】アヒマディ博士の宝石学

2019年10月9日

こんにちは、さぷり(@supple_blog)です。

私は「GSTV」( 日本で唯一の宝石専門チャンネル )を観るのが好きなんですが、番組情報誌「GSTV FAN」の購読も楽しみのひとつです。(ジュエリーを購入すると毎月送られてくる情報誌。ホームページからだとPDF版をダウンロードできます)

なぜ楽しみにしているかというと、情報誌に掲載されている 阿依アヒマディ博士 執筆の「宝石の科学」という記事が好きだからです。

専用のファイルを作ってまとめるくらい(*^_^*)

さぷり
いつか書籍化してほしいな

…と思っていたら「アヒマディ博士の宝石学」というタイトルで発売が決定しました。

GSTV FANでの連載は終わってしまうのでちょっとだけ残念ですが、「宝石の科学」に書かれた内容にさらに加筆をされるということだったので、コレは買わなきゃいかん本だ!とネットの注文ボタンをポチりました(*^_^*)

早速読んでみたので、レビューを書いていきたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 宝石について学びたい方、既に学んでいる方
  • 宝石の名前の由来や歴史を知りたい方
  • 宝石の処理や品質、選び方を知りたい方
  • 宝石の最新情報が知りたい方

それではどうぞ!

アヒマディ博士の宝石学とは?

理学博士である 阿依アヒマディ氏 が世界中の宝石鉱山を巡り、現地調査等を行った17年間を独自の視点でまとめた宝石学の本です。

アヒマディ博士ってどんな人?

理学博士であり Tokyo Gem Science社代表 で GSTV宝石学研究所所長 です。
世界で最も歴史のあるイギリスの 宝石学資格FGA を取得しています。

北京大学卒業。京都大学理学博士号取得後、全国宝石学協会の研究主幹を務め、2012年に GIA Tokyo ラボを設立しました。

現在は宝石科学のコンサルタントとして活躍する日本を代表する宝石学者です。

さぷり
天然鉱物や宝石の研究成果を国際紙に発表してきた方です

この本に登場する主な宝石

アヒマディ博士の宝石学に登場する主な宝石は次の通りです。

メモ

ダイヤモンド ルビー サファイア エメラルド アレキサンドライト クリソベリル 翡翠 ネフライト スピネル ガーネット グリーン・ガーネット トルマリン ペリドット 真珠 トルコ石 トパーズ タンザナイト ジルコン クンツァイト オパール アメシスト/シトリン ムーンストーン サンストーン

宝石の各項目に関連するレアストーンの情報等も詳しく掲載、解説されています。

さぷり
コラムには モンタナサファイア や パライバトルマリン 、 オリンピックサンストーン が取り上げられていて見応え有りです!

この本の良いところ

  1. 今まで販売されてきた宝石書籍には、2000年以降に発見された宝石や原産地に関する最新情報があまりないのですが、この本では一部取り上げられています。

  2. 鉱物などに入っている液体や小さな結晶(インクルージョン)についての解説や合成石を見分けるポイントなどを掲載し、宝石の最新の加工処理について従来の処理方法と最新処理法を取り上げています。

  3. 研磨加工した後の裸石(ルース)、指輪やペンダント等に加工されたものはもちろん、原石が採掘される鉱山の様子や採掘現場が写真付きで分かりやすく解説されています。

  4. 石の成り立ちが図やイラストで掲載されていて初心者にもやさしい本です。
さぷり
特にダイヤモンドについては、カラーダイヤを含めると22ページにも渡って紹介されていたので驚きました!
一般人が手に取る宝石の専門書で、ここまで詳しく書いてある本はなかなかないかもしれません

図鑑ではなく宝石学の本です

この本は「研磨された美しい石やジュエリーとなったものを大きな写真で見たい」という方にはあまりおすすめできない本だと思いました。

1000枚以上の写真を使って解説されていますが、主役はあくまで宝石学としての知識や情報です。文書としての情報量がとても多い本です。

さぷり
画像重視の場合は図鑑を購入した方が良いです

この本の凄いところ…

大きな写真がない…と言ったものの、私的には写真も含め十分過ぎる程の本でした。

膨大な情報量の中に1000枚以上のカラー写真やイラストを掲載し、持ち運びも出来る単行本サイズに収めていることは本当に素晴らしいと思います。

それに原石が採掘される鉱山の様子や採掘現場の写真を詳しく見られるのは、17年の歳月を掛けて現地調査を行った博士のおかげです。

宝石が価値あるものと言われるのは、ただ美しいからではなく、多くの人々が宝石に携わって手を掛け時間を掛け一般消費者の手元に届くからなのだと理解できます。

まとめ

「アヒマディ博士の宝石学」についてのレビューはいかがだったでしょうか?

この本には、一般の読者や宝石が好きな方のための総合的な入門書として、そして宝石の鑑別と研究を行っている方々への最新の情報書として活用してもらいたいという博士の思いが込められています。

さぷり
自分が欲しいと思っている、既に持っている宝石について、奥深く知ると新たな魅力を発見できるかもしれませんよ!

ぜひ興味のある方は購入してみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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