
こんにちは!さぷり(@supple_blog)です。
宮城県(仙台)の南側に柴田町という地域があります。
柴田町は「花のまち」といわれていて、船岡城址公園という観光スポットがあります。毎年9月に咲く曼殊沙華(まんじゅしゃげ)がとても綺麗です。
写真を撮りたいと思った私は、ドライブがてら公園まで行ってみることにしました。
船岡城址公園って?
船岡城は伊達政宗の家臣・原田宗資(はらだむねすけ)の居城でした。
宗資の嫡男、宗輔は「寛文事件(伊達騒動)」で有名な原田甲斐です。
伊達騒動(だてそうどう)は、江戸時代前期に伊達氏の仙台藩で起こったお家騒動である。黒田騒動、加賀騒動または仙石騒動とともに三大お家騒動と呼ばれる。騒動は3期に分類され、それぞれが関連性を持っている。
引用: Wikipedia
城は残っておらず、現在は公園として整備されています。
寛文事件をテーマにしたNHK大河ドラマ「樅ノ木(もみのき)は残った」(作・山本周五郎)で全国的に有名になった場所です。
1990年(平成2年)に 日本さくら名所100選に選ばれ、東北有数の桜の名所となりました。また桜だけでなく、四季折々に咲く花が人々を楽しませてくれます。
曼殊沙華ってどんな花?
「曼殊沙華」は秋の彼岸の時期に咲く「彼岸花」の別名です。


球根には毒がある、墓地などに多く咲いている花なので “あの世” を連想させる等、日本ではマイナスなイメージを持つ彼岸花。
でも、別名の「曼殊沙華」という名前には良い意味が込められていることを知っていますか?
曼殊沙華という名前は仏典に由来します。梵語の “マンジューシャカ” から音写された「天界の花」という意味を持っていて、「良いことの前兆」を示すおめでたい花といわれています。

学名はリコリス ラジアータといって、海外では人気の高い花といわれています。
園内に咲く約25万本の曼殊沙華

園内には25万本の曼珠沙華が咲いています。
早速撮影を開始。
一面に咲く曼殊沙華はとても幻想的。綺麗です。

ポイント
赤い曼殊沙華の花言葉
情熱・独立・再開・あきらめ・悲しい思い出
初めて曼殊沙華の花言葉を調べてみました。燃えるような赤から情熱という意味を持つのでしょうか…それに対して和名が彼岸花というだけあり、悲しげな印象ですね。

ファインダー越しに「花に何かついてる?」と思ったらイナゴさんでした。
普段なら叫びそうになってしまう(虫が苦手)けど、被写体になってくれるなら話は別。
そーっと静かにシャッターを押します。カシャッ♪
花にちょこんと乗っているイナゴさんがとっても可愛らしく見えます。

西日に照らされた姿も、日陰で撮影した時とはまた違ってとっても素敵。
白花 (シロバナ) 曼殊沙華も美しい

私の今回の目的。それは白花曼殊沙華を撮影することでした。
学生のころ白い曼殊沙華があるということを知ってから、実際に見てみたいと思っていたのです。夢が叶った!
白花曼殊沙華は彼岸花と鍾馗水仙(しょうきずいせん)の自然交雑種といわれています。
日本全土(特に九州などの日本南部)に見られますが、交配力が弱く、非常に珍しい花なのだそうです。
船岡城址公園にも白花曼殊沙華の数は少なく、撮影スポットは少しだけ…。
それでも、カメラに収めることが出来て嬉しかったです。

ポイント
白色曼殊沙華の花言葉
思うはあなた一人・また会う日を楽しみに
白い曼殊沙華の花言葉は優しい雰囲気がしますね。あまり怖い印象はありません。

仏教では曼殊沙華は白く柔らかい花とされ、その純白の花を見る者は悪業を払うとも信じられています。

ちなみに黄色い曼殊沙華(鍾馗水仙)の花言葉は、追想・深い思いやり・陽気・元気な心です。
赤や白と違って明るめの意味合いが印象的ですね。
秋の散策が楽しみになる

宮城県・柴田町の船岡城址公園の 「しばた曼珠沙華まつり」は 、毎年9月中旬から下旬まで開催しています。(延長の場合もあり)
曼殊沙華マップ(画像)は 柴田町観光物産協会 のホームページで確認できますし、公園内にある観光物産交流館「さくらの里」でもらうことが可能です。
散策や写真撮影には絶好の観光スポットなので、足を運んでみると素敵な風景にきっと出会えます。
お近くまでいらした際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね~!

名称 | 船岡城址公園(ふなおかじょうしこうえん) |
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所在地 | 宮城県柴田郡柴田町大字船岡館山95-1 |
交通アクセス | JR東北本線船岡駅下車 徒歩約15分 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 毎週月曜日 |
ホームページ | http://www.skbk.or.jp/ |
@ShibataInfo | |
問合せ先 | 柴田町観光物産交流館「さくらの里」 0224-87-7101 |